ふたりで泊まるほんものの宿   新書 新潮社 (2004/02)  宮城谷 昌光・宮城谷 聖枝(著)

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「ふたりで語るほんものの宿」, 2004/3/25

「ふたりで語るほんものの宿」が正しい書名じゃないかな?だって、ここに登場する宿は、別に新婚旅行用というわけではないし、勿論、「ラブホテル」ではないし、人数はあまり関係ない。何が二人かといえば、二人の会話風に書かれていること。

おもに語られる8件のホテルや旅館は、たしかにサービスや施設、料理が、特に熟年には向いているように思えます。いつか泊まってみたいな、と思える宿です。

でも、読み終わって改めて考えたのは、著者のおふたりにお気に入りの宿が必ずしもすべての人に喜んでもらえるものでもないのではないか、ということ。結局、この本を読んで得るところは、宿の良さとは何なのか、良い宿の選び方としてどんな考え方をしておられるのか、それらを読みとって、それぞれのお気に入りの宿を探してみよう、と思わせるところだろうと思います。

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