老子までの道―六十歳からの自己発見 加島祥造(著)朝日新聞社出版局 (2007/02)

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加島さんに導かれてそれぞれのタオへの道をたどってみよう, 2007/2/26

老子を読み解き、その精神をご自分の日常に実践しては本に書いて知らせてくれる加島さん。どんな精神の道をたどり今に至ったのか、東京神田から横浜を経て伊那谷へ、英米文学の翻訳から英訳の老子へ、そしてご自分訳をものしてさらに生活の中で読み続ける。

そんな加島さんの足取りを、いろんな時どきのエピソードを通じて振り返ると、段々と老子の道、タオに近づいてきたことがよく分かる。そしてそれらの記述の中に、ハッと気がついて老子の道、タオに踏み込んだ、と私たち読者にも思わす所がたくさんあります。加島さんも、タオに漸近線のように連続的にタオに至ったのではなく、エポックを画してある時ポッとタオに近づき踏み込んだのだと思います。各章末に、それを書いたとき、加島さんに何が起こったか、をチラリと書いてくれていて参考になります。

私たちも加島さんのタオへの道を参考にして、それぞれのタオへの道をたどってみましょう。

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