老子と暮らす―知恵と自由のシンプルライフ 加島 祥造著 光文社 (2000/01)

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どのように生きてきて老子に会い、その後、どうなったか?, 2004/8/2, , 2004/08/02

1923年に東京神田で生まれた英米文学者が70歳台後半にいたって「老子」とどのように暮らしているか、を綴った本。

読後にとてもさわやかな気分が残った。都会の学舎で英米文学の翻訳、研究に明け暮れてきた著者が、どのように伊那谷にであい、そこに住むようになったか、そこで出会った人やもの、そこで考えたこと、都会のことや田舎のこと・・・そして、どのようにして老子に巡り会ったか、が語られる。そして、老子とともに伊那谷で自身の生活を、思想をいかにすり合わせてきたかが多くのエッセイで示される。静かではあるが刺激にとむエッセイである。

この本の続きは、一層老子に接近したエッセイ集「タオにつながる」に展開されて行く。


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