H.Rの手記
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まえがきはとばして最新のエッセイの目次へ

「ヘンリー・ライクロフトの私記」という本がありますね。ギッシングが1世紀ほど前に書いた本です。イングランドの片田舎の季節の中で、その移りゆきを細やかな眼でみつめ、書き取っていったエッセイ風の小説です。高額の年金が転がり込んで裕福な暮らしが訪れ、ロンドンを去って田舎に住んで自然の営みに触れ、書物を購い読んでは思索にひたる、という話しです。これが小説だと言われるのは、作者の実体験ではない想像の産物だからなようです。しかし、というかそれゆえにというか、そこに漂う至福の時は、いかにもありそうでいてこのうえない種類のものです。

こんな年月を送れたら、どんなに幸せなことだろう。初めて読んだ時から、ずっとそう思い続けてきました。無謀にも、せめて、己の精神の世界においてそんな時を紡ぎ出せたらよい、と思ったのです。そこで、これを頭におきつつもじってH.Rの手記(「私記」ではありません)としました。

インターネット上で書くということは、どなたかにご覧頂く可能性があることなので、それだけで張り合いになるし頑張る力にもなります。そんなわけで、思いつくままに書き付けております。目次をご覧頂いて、もし、興味をお持ちいただけそうでしたら、どうぞ、たどってみてください。

とりあえずは、「絶學無憂」から移動させたものから再出発です。「絶學無憂」は、絶學無憂に近づくための思索の旅。「HRの手記」はその他、です。

なお、「旅人の記」は、旅から生まれたエッセイです。そちらにもお運び下さい。

目 次

一期一会の風景と永遠の風景   本文へ    

不自由な安らぎと新発見   本文へ

地方におけるささやかな「勝ち組」   本文へ

町内のうぐいす   本文へ

葫蘆島の記念碑探索    本文へ

日本の農業が抱える課題    本文へ

中国の地図事情    本文へ

長春の給水塔   本文へ

人格同等、責任不等・・・あの戦争と向き合うために   本文へ

戦後の歴史に関する日独の違い   本文へ

感動を呼ぶドラマ・・・「北の国から」考     本文へ

つくばで自転車にのる   本文へ

「老学共闘」   本文へ

庶民のための景気指標    本文へ

開拓について・・・北海道と満蒙    本文へ

 戦後はまだ終らない     本文へ 
 
長春の給水塔(続)    本文へ 

公開シンポジウム「満洲とは何であったのか」   本文へ 

富士山の雪は御殿場側に多い   本文へ 

忠ちゃん牧場   本文へ 

農業の将来と憲法9条   本文へ

生誕100年 靉光展  本文へ

孫をみる  本文へ  

今度の参議院議員選挙   本文へ

セミの輪廻    本文へ 

屋久島のティッシュボックス   本文へ 

パリへ〜洋画家たち百年の夢   本文へ 

俳句とは   本文へ 

PHSからFOMAへ・・・パソコンのモバイル環境の引っ越し  本文へ  (FTPがつかえるようになったことを注記した)

徳富蘆花・愛子夫妻と私   本文へ

教育と戦争の歴史瞥見・・・父の辿った明治・大正・昭和   本文へ    

ある日の「小さな旅」   本文へ  

美術展バブル  本文へ

NHKこの夏の戦争番組   本文へ

民放この夏の戦争番組    本文へ

甲子園の高校野球と北京オリンピック   本文へ 

戦争の夏2008   本文へ

紅葉の季節に   本文へ  

没後10年辻邦生展 in 軽井沢   本文へ

沈丁花、秋から春へ  本文へ

満州のロシア人村  本文へ

ドキュメント・・・白内障手術  本文へ 

藤沢周平「白き瓶」   本文へ

風に吹かれるアンネット  本文へ

落ち葉の散る散歩道  本文へ 

「貴婦人と一角獣」・・・・リルケ、辻邦生と観る  本文へ 

プーシキン美術館展を観る  本文へ 

はじめての大佛次郎記念館  本文へ 

新鮮な寮歌コンサート  本文へ 

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